前田大然は、スコットランド・プレミアシップのセルティックFCに所属し、フォワードとして活躍するプロサッカー選手です。
また、サッカー日本代表にも召集され、注目を集めています。
出身地はどこで、どんな経歴を持っているのでしょうか？
年俸はどのくらいなのでしょうか？
家族や結婚・彼女はどうなのでしょうか？
この記事では前田大然のプロフィールを徹底的に調査しました。
サッカーへの熱意、人生観など、彼の魅力に迫ります。
前田大然とはどんな選手なのか？
プロフィール
前田大然（まえだだいぜん）は1997年10月20日生まれ、大阪府出身のプロサッカー選手です。
現在、スコットランド・プレミアシップのセルティックFCに所属しています。
身長は173cm、体重は67kgで、利き足は右足です。
愛称は「ダイゼン」で、背番号は38番です。
50メートル5秒台というその驚異的なスピードでディフェンスの裏を取り、得点に絡む決定的な動きでチームに貢献しています。
ポジションと特徴
ポジションは主にフォワード（FW）で、センターフォワードや右サイドで起用されることが多いです。
また、左サイドハーフやウイングバックとしてもプレーすることができる多才な選手です。
特徴としては、驚異的なスピードを持つことが挙げられます。
小学生時代の恩師が「40年近く指導の現場にいるが、あの足の速さは歴代ナンバーワン」と評するほどの速さを誇ります。
このスピードを活かし、1対1の局面では相手を突破してチャンスを作り出す能力に長けています。
また、スピードを活かしたドリブルや背後への抜け出しも得意としており、相手ディフェンスラインの裏をとる動きが上手いです。
ゴール前での嗅覚に優れ、得点力も高いことから、チームの攻撃の要として期待されています。
さらに、彼の特徴として、高い運動量とプレス力も挙げられます。
攻撃だけでなく守備面でも貢献し、チーム全体のパフォーマンス向上に寄与しています。
前田大然の出身地は？
出身地は大阪府南河内郡太子町
出身地は、大阪府南河内郡太子町です。
この町は大阪府南東部に位置し、奈良県と接する緑豊かな地域で、人口は約1万3000人です。
太子町は、聖徳太子ゆかりの地として広く知られています。
町内には聖徳太子が建立したと伝えられる叡福寺があり、その歴史的価値から多くの観光客が訪れます。
また、日本書紀にも記されている「磯長谷」があり、古代の歴史を感じられる場所として親しまれています。
特産品では「太子みかん」が特に有名です。
このみかんは糖度が高く酸味が少ないことで評価されており、地元を代表する果物として親しまれています。
また、梨やぶどうなどの果物栽培も盛んで、季節ごとにさまざまな新鮮な果物を楽しむことができます。
太子町の観光名所として挙げられるのが二上山です。
この山は大阪府と奈良県の県境に位置し、ハイキングコースとして人気を集めています。
山頂からは大阪平野や奈良盆地を一望でき、絶景スポットとして訪れる人々を魅了しています。
さらに、太子町はスポーツ界で活躍する人物を多く輩出していることでも知られています。
前田大然のほか、バレーボール選手の玉宅健太郎、ラグビー選手の牧山巧樹、元プロ野球選手の西川佳明などがこの町の出身です。
小規模な町ながら、多彩な才能が生まれる地域として注目されています。
小学校、中学校、高校、大学は？
小学校は大阪府堺市の小学校に通っていましたが、4年生の時に太子町立磯長小学校に転校しています。
この頃、友達に誘われてサッカーを始め、地元のサッカークラブに所属しました。
中学校は太子町立太子中学校に進学しました。
中学時代は学校の部活動ではなく、クラブチームでサッカーに打ち込みました。
高校は山梨学院大学附属高等学校（現・山梨学院高等学校）に進学しました。
大学には進学せず、高校卒業後すぐにプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせました。
前田大然の経歴は？
| 年 | クラブ | 出場 | 得点 |
|---|---|---|---|
| 2016-2020 | 松本山雅FC | 56 | 9 |
| 2017 | 水戸ホーリーホック (loan) | 36 | 13 |
| 2019-2020 | CSマリティモ (loan) | 23 | 3 |
| 2020 | 横浜F・マリノス (loan) | 23 | 3 |
| 2021-2022 | 横浜F・マリノス | 36 | 23 |
| 2022 | セルティックFC (loan) | 16 | 6 |
| 2022- | セルティックFC | 63 | 14 |
プロ入り前の経歴
前田大然のサッカー人生は、大阪府南河内郡太子町でスタートしました。
小学校1年生からサッカーを始め、地元の太子町JSCでプレーを磨きました。
中学時代は学校の部活動には参加せず、クラブチームの川上FCで本格的にサッカーに打ち込みました。
この頃には県大会などにも出場し、サッカー選手としての基礎を築き上げました。
高校進学にあたり、彼は大阪を離れ、山梨学院大学附属高等学校に進学します。
この学校を選んだ理由は、2010年の全国高校サッカー選手権での優勝に憧れたからでした。
しかし、高校生活は決して順調ではありませんでした。
高校1年生の1月、規律違反によりサッカー部を除籍され、初めての大きな挫折を経験します。
その後、約1年を経て監督の許可を得て復部。
この経験は、彼の人間性とサッカー選手としての成長に大きな影響を与えました。
高校3年生になると、前田大然の才能が一気に開花します。
「高円宮杯U-18プリンスリーグ関東」では12得点を挙げ、見事得点王に輝きました。
この活躍が評価され、2014年11月には松本山雅FCの練習に参加する機会を得ます。
その際のパフォーマンスが高く評価され、プロへの道が開かれました。
大学進学も視野に入れていた前田大然でしたが、松本山雅FCでの練習で得た手応えと評価が決め手となり、プロサッカー選手としての道を選択しました。
Jリーグでの経歴
前田大然のプロキャリアは、2016年にJ2リーグの松本山雅FCから始まりました。
2月28日の開幕戦、ロアッソ熊本戦で途中出場し、Jリーグデビューを果たします。
同年の天皇杯1回戦、徳山大学戦ではプロ初ゴールを記録し、鮮烈な印象を残しました。
2017年には、さらなる成長を目指して水戸ホーリーホックへレンタル移籍します。
この移籍先で彼は大きな飛躍を遂げ、36試合に出場して13得点を記録。
自身初のシーズン2桁得点を達成し、チームのエースとして存在感を発揮しました。
2018年に松本山雅FCへ復帰すると、主力選手としてチームを牽引。
29試合に出場して7得点を挙げ、松本山雅FCのJ2優勝に大きく貢献しました。
この結果、チームは念願のJ1昇格を果たします。
翌2019年、J1の舞台でプレーする中、さらなる挑戦を求めた前田大然は7月21日、ポルトガル1部リーグのCSマリティモへ期限付き移籍。
この移籍は彼のキャリアにおいて大きな転機となり、海外での経験を積む貴重な機会となりました。
ポルトガルでの経歴
2019年7月21日、ポルトガル1部リーグのCSマリティモに期限付き移籍し、海外でのキャリアをスタートさせました。
この挑戦は、彼のサッカー人生における大きな転換点となります。
マリティモでの適応は迅速で、移籍からわずか3週間後の8月11日にはリーグ開幕戦のスポルティングCP戦に途中出場し、ポルトガルでの第一歩を踏み出しました。
さらに、8月25日のCDトンデラ戦では初ゴールを決め、新天地での存在感を示しました。
2019-20シーズンを通じて23試合に出場し3得点を記録。
初の海外挑戦ながら安定した出場機会を得て、貴重な経験を積むことができました。
ポルトガルリーグの高いレベルでプレーしたことで、技術面だけでなく戦術面でも大きな成長を遂げました。
マリティモでの経験は、彼のプレースタイルに新たな要素を加えました。
スピードを活かしたドリブル突破に加え、ポジショニングの精度が向上し、攻撃面での効果的な貢献が可能になりました。
また、異国での生活を通じて精神面でも大きく成長し、困難に立ち向かう強さを養いました。
スコットランドでの経歴
2021年12月31日、前田大然はスコティッシュ・プレミアシップ1部のセルティックFCへの買い取りオプション付き期限付き移籍が発表されました。
この移籍は彼のキャリアにおいて重要な転機となりました。
セルティックFCでのデビューは、2022年1月19日のリーグ第21節ハイバーニアンFC戦でした。
この試合で彼は初出場を果たし、さらに移籍後初ゴールを決めるという見事なスタートを切りました。
前田大然のスピードと献身的なプレースタイルは現地ファンから高く評価され、「ドラゴンボール」のキャラクター「クリリン」にちなんで「足の速いクリリン」という愛称で親しまれるようになりました。
このニックネームは、彼の特徴的なプレースタイルを象徴するものとなっています。
2021-22シーズン、セルティックFCでリーグ戦6ゴールを記録し、存在感を発揮しました。
この活躍によりシーズン終了後には完全移籍が決定し、クラブでの地位をさらに固めることになります。
セルティックFCでのプレーを通じて、彼はそのスピードを活かした攻撃的な動きや献身的な守備をさらに磨き上げ、チームに欠かせない存在となっています。
また、欧州の名門クラブであり、UEFAチャンピオンズリーグにも出場するセルティックFCという環境での経験は、彼の実力向上に大きく寄与しています。
日本代表での経歴
2018年、U-21日本代表としてパラグアイ遠征（3月）やアジア大会（8月）に参加し、国際舞台での経験を重ねました。
その後、2019年にはU-22日本代表として、AFC U-23選手権予選（3月）、北中米遠征（9月）、広島合宿（11月）、長崎合宿（12月）に参加し、さらなる実績を積み上げました。
2020年にはU-23日本代表候補として千葉合宿（12月）に参加。
翌2021年にはU-24日本代表として注目される大会に臨み、福岡と豊田で行われた合宿に参加後、東京五輪のメンバーに選出されました。
東京五輪での経験は、彼のキャリアにおける大きな転機となりました。
A代表デビューは2019年6月17日のチリ戦で果たし、その年に開催されたコパ・アメリカにもメンバー入り。
国際大会で貴重な経験を積む機会となりました。
さらに、2022年にはカタールワールドカップのメンバーに選出され、世界最高峰の舞台でプレーするチャンスを得ました。
スペイン戦では1トップで出場し、62分間で両チーム最多となる62回のスプリントを記録。
同点ゴールの起点にもなり、その献身的なプレーで存在感を示しました。
決勝トーナメント1回戦のクロアチア戦では先制ゴールを決め、64分間の出場で68回のスプリントを記録するなど、大会を通じて印象的なパフォーマンスを披露しました。
2024年1月にはAFCアジアカップに参加し、2月3日の準々決勝イラン戦で左サイドハーフとして初先発を果たしました。
67分間のプレーでチームに大きく貢献しています。
このように、若手時代から順調にステップアップを遂げ、現在ではA代表で活躍しています。
前田大然の年俸は？
年俸は、キャリアの進展とともに着実に増加してきました。
2016年、松本山雅FCでプロキャリアをスタートした彼の推定年俸は300万円でした。
翌2017年、水戸ホーリーホックへレンタル移籍しましたが、年俸は同じく300万円に据え置かれました。
2018年、松本山雅FCに復帰した際には、年俸が700万円に上昇。
これは、彼の活躍が評価された結果といえます。
さらに2019年には、松本山雅FCでの年俸が1800万円にまで増加しました。
海外挑戦となった2019-2020シーズン、ポルトガル1部リーグのCSマリティモに移籍した際の推定年俸は約920万円でした。
2020年、横浜F・マリノスに加入した際には年俸が再び1800万円となり、その翌年の2021年には2500万円まで引き上げられました。
そして、2021-2022シーズンにスコットランドの名門セルティックFCへ移籍。
移籍時の年俸は約1億2500万円に設定されました。
2022-2023シーズンには約1億5600万円に増加。
その後、2023-2024シーズンおよび2024-2025シーズンには約1億2900万円となっています。
この年俸の推移から、前田大然がキャリアを通じて着実に成長し、評価を高めていることが分かります。特に、セルティックFCでの高額年俸は、彼が欧州のトップレベルの選手として認められている証といえるでしょう。
前田大然の家族は？
前田大然は、父親、母親、4人の兄弟姉妹とともに、7人家族の一員として育ちました。
彼は5人兄弟の次男で、動物愛護の精神に満ちた家庭環境で成長しました。
父親の前田伸幸さんは、1964年3月12日生まれで、現在60歳。
獣医師として「おおいずみ動物病院」の院長を務めています。
幼少期から動物好きだった伸幸さんは、鳥取大学農学部獣医学科を卒業後、堺市や高槻市の動物病院で経験を積み、後に自身の動物病院を開業しました。
また、伸幸さんは若い頃に器械体操を学んでおり、その影響で前田大然にも器械体操を習わせたエピソードがあります。
母親の前田幸枝さんは2024年現在56歳で、夫の伸幸さんと共に動物病院を支えています。
幸枝さんは前田大然の高校時代、停学処分を受けた際に全面的にサポートし、彼のサッカー人生において重要な役割を果たした人物でもあります。
前田家の子供たちの名前はすべて自然にちなんだものが付けられており、「大然」という名前も「大自然」に由来しています。
また、兄弟姉妹の中には、女優として活動していた長女もいます。
兄弟姉妹との良好な関係が、お互いに刺激を与えながら成長する環境を生み出してきたようです。
こうした温かい家族環境が、前田大然の人間性やサッカー選手としての素養を育む基盤となり、現在の活躍につながっています。
家族の支えがあったからこそ、海外でのプレーや日本代表としての活躍が可能になったと言えるでしょう。
前田大然は結婚している？彼女は？
2018年7月10日、当時20歳の前田大然は自身の結婚を発表しました。
この若さでの結婚はファンを驚かせつつも、多くの祝福の声が寄せられました。
彼の妻は、元チアリーダーのSAYAさんではないかとされています。
SAYAさんは男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE」の茨城ロボッツでチアリーダーを務めていた経験があり、二人の出会いは2017年、前田大然が水戸ホーリーホックに期限付き移籍していた時期に遡るとされています。
当時、SAYAさんは水戸ホーリーホックのチアリーディングチーム「ホーリーズ」に所属しており、この共通点が二人を結びつけた可能性が高いと推測されています。
興味深いエピソードとして、彼がSAYAさんが掲載されたポスターを見て一目惚れしたことが二人の出会いのきっかけだったという噂があります。
ポスターは水戸ホーリーホックや茨城ロボッツ、または「ホーリーズ」や茨城ロボッツの公式チアダンスチーム「RDT」の宣伝に使われていたと考えられており、その後、関係者を介して知り合ったとされています。
結婚後、二人の家庭にはさらなる喜びが訪れました。
2019年6月には長女の爽世（そよ）ちゃんが誕生し、2021年8月には長男の天晟（てんせい）くんが生まれています。
この二人の子どもの誕生は、彼にとって大きな幸福であると同時に、サッカー選手としての責任感をより強める出来事となりました。
前田大然は家族をとても大切にしており、インタビューなどで家族が自身の支えとなっていることを度々語っています。
妻や子どもたちの存在は、彼のプレーにポジティブな影響を与えているようです。
彼の結婚生活は、若くして家庭を持つことの責任と喜びを体現した好例といえるでしょう。
彼のさらなる活躍と、家族との幸せな時間がこれからも続くことを願っています。
まとめ
ここまで前田大然の出身地や経歴、年俸、家族、結婚・彼女について詳しく紹介しました。
海外移籍も果たし、サッカー日本代表にも召集されています。
今後の活躍がますます期待されます。
これからも、 前田大然の活躍に注目していきましょう！
