菅原由勢は、イングランド プレミアリーグのサウサンプトンFCに所属し、ディフェンダーとして活躍するプロサッカー選手です。
また、サッカー日本代表にも召集され、注目を集めています。
出身地はどこで、どんな経歴を持っているのでしょうか?
年俸はどのくらいなのでしょうか?
家族や結婚・彼女はどうなのでしょうか?
この記事では菅原由勢のプロフィールを徹底的に調査しました。
サッカーへの向き合い方、人生観など、彼の魅力に迫ります。
菅原由勢とはどんな選手なのか?
プロフィール
菅原由勢(すがわら ゆきなり)は2000年6月28日生まれ、愛知県豊川市出身のプロサッカー選手です。
現在はイングランドのプレミアリーグ所属のサウサンプトンFCに所属し、背番号は16番をつけています。
身長179cm、体重69kg、利き足は右足、愛称は「ユキ」「ユキナリ」です。
幼少期から卓越したスピードと技術を持ち、中学生の頃から名古屋グランパスの下部組織に所属するなど将来を嘱望されていました。
ポジションと特徴
ポジションはディフェンダーで、主に右サイドバックとしてプレーしますが、センターバックやミッドフィールダーとしてもプレー可能な汎用性の高い選手です。
特徴としてまず挙げられるのが圧倒的なスピードです。
高い身体能力を活かした守備力と、サイドからの正確なクロスによる攻撃参加が持ち味で、攻守両面で貢献できる現代型サイドバックとして評価されています。
また、守備面では対人能力に優れ、相手ウイングを高い身体能力で封じ込める能力も持っています。
特に抜かれたと思っても追いつくスピードは相手にとって脅威です。
攻撃面では、精度の高いクロスが特徴的で、プレミアリーグでも高い評価を受けています。
サイドからの攻撃参加により、チームに大きな武器をもたらしています。
菅原由勢の出身地は?
出身地は愛知県豊川市
出身地は、愛知県豊川市です。
豊川市は愛知県東部に位置し、名古屋市から東へ約40kmの場所にある人口約18万人の都市です。
東三河地区に属し、豊橋市や蒲郡市などと隣接しています。
市内には日本有数のパワースポットとして知られる「豊川稲荷」があり、全国から多くの参拝客が訪れる観光名所となっています。
この豊川稲荷は、商売繁盛のご利益があるとされ、門前町には「豊川いなり寿司」の店が立ち並んでいます。
また、豊川市は農業も盛んで、特にバラの生産が有名です。
「とよかわバラ」は市の特産品として知られ、生産量、作付面積ともに日本一を誇っています。
他にも「大葉」や「イチゴ」など様々な農産物の生産が行われています。
自然環境も豊かで、赤塚山公園や音羽川など、市民の憩いの場が多く点在しています。
特に赤塚山公園内にある「のんほいパーク」(豊橋総合動植物公園)は、子どもたちに人気のスポットです。
出身有名人には、俳優の渡辺いっけいさん、俳優の山本裕典さん、SKE48の元メンバーでタレントの小林亜実さんなどがいます。
小学校、中学校、高校、大学は?
小学校は、豊川市立桜町小学校に通いました。
この時期から地元のクラブチームでサッカーを始め、すでにその才能を周囲に認められていました。
中学校は豊川市立代田中学校に進学しました。
この頃からJリーグチームの下部組織に所属し、通学とサッカーの両立に励みました。
高校は愛知県の東海学園高校へ進学。
同校でもサッカー部に所属しながら、Jリーグチームの下部組織でプレーを継続しました。
大学へは進学せず、高校在学中の2018年にプロ契約を結び、Jリーグデビューを果たしています。
菅原由勢の経歴は?
年 | クラブ | 出場 | 得点 |
---|---|---|---|
2018-2020 | 名古屋グランパス | 13 | 0 |
2019-2020 | AZアルクマール(loan) | 16 | 2 |
2020-2024 | AZアルクマール | 122 | 10 |
2024- | サウサンプトン |
プロ入り前の経歴
幼稚園の頃、5歳の時に友人の誘いをきっかけに地元のASラランジャ豊川でサッカーを始めました。
早くから技術とスピードで周囲の注目を集め、小学校時代はこのクラブで基礎を磨きました。
中学校進学と同時に名古屋グランパスのジュニアユース(U-15)に入団。
名古屋グランパスの下部組織で着実に成長していきました。
この時期から、すでに年代別の日本代表にも選出されるなど、将来有望な選手として期待されていました。
高校は東海学園高校に進学しながら、名古屋グランパスのユース(U-18)チームに所属。
高校2年生だった2018年には、2種登録選手としてトップチームに登録され、プロ契約を結ぶことになります。
Jリーグでの経歴
2018年2月、17歳7ヶ月という若さで名古屋グランパスと正式にプロ契約を結びました。
名古屋グランパスでの開幕戦、ガンバ大阪戦でプロデビューを果たし、センターバックとしてスタメンフル出場という鮮烈なデビューを飾りました。
さらに印象的だったのは、開幕から3試合連続でフル出場し、そのうち2試合で無失点に貢献するという安定したパフォーマンスでした。
これは当時の監督である風間八宏氏からの厚い信頼の証でもありました。
2018年シーズン、Jリーグでは13試合に出場し、若きディフェンダーとして徐々に頭角を現していきました。
2019年にはオランダのAZアルクマールへの移籍が決定します。
移籍が決まってからはJリーグでの出場機会はありませんでしたが、名古屋グランパスでの経験は彼のキャリアにおいて重要な基盤となりました。
オランダでの経歴
2019年6月、19歳でオランダのエールディビジ(オランダ1部リーグ)のAZアルクマールに期限付き移籍しました。
当初は順応に時間がかかりましたが、徐々にチームに馴染み、右サイドバックのポジションを担当。
2020年2月には正式に完全移籍が決定しました。
AZアルクマールでは着実に実力を付け、エールディビジで2019-20シーズンには16試合に出場し、2得点を記録。
2020-21シーズンにはエールディビジで25試合に出場し2得点を記録するなど、チームの主力選手として定着していきました。
2021-22シーズンにはさらに活躍の場を広げ、エールディビジとUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ合わせて44試合に出場。
チームの欧州舞台での戦いにも貢献しました。
2022-23シーズンにはエールディヴィジで31試合で3得点8アシストという攻撃的なサイドバックとしての能力も示し、2023-24シーズンにも30試合で4ゴール7アシストと継続して活躍しました。
イングランドでの経歴
2024年7月14日、イングランドのプレミアリーグに昇格したサウサンプトンFCに完全移籍することが発表されました。
移籍金は約11億円と報じられ、契約期間は2028年6月30日までの4年契約となりました。
2024-25シーズンの開幕戦となるニューカッスル・ユナイテッド戦で、プレミアリーグデビューを果たしました。
その後も右サイドバックとして継続的に起用され、守備面だけでなく、精度の高いクロスなど攻撃面でも貢献しています。
プレミアリーグでの挑戦は始まったばかりですが、「クロスの精度はプレミアリーグ屈指」と評価されるなど、その実力は認められつつあります。
ただし、2025年4月にはチームがプレミアリーグからの降格が決定し、次のシーズンはチャンピオンシップ(2部)でのプレーとなることが決まりました。
日本代表での経歴
菅原由勢は年代別の日本代表として、U-17、U-20と着実にステップアップしてきました。
2017年にはU-17ワールドカップ(インド大会)、2019年にはU-20ワールドカップ(ポーランド大会)に出場し、国際舞台での経験を積んでいます。
2020年10月9日、日本代表監督の森保一氏に初めて招集され、カメルーン代表との国際親善試合でA代表デビューを果たしました。
2021年3月には2022 FIFAワールドカップアジア2次予選のモンゴル代表戦に出場するなど、徐々に代表での存在感を示していきました。
しかし、2022年のカタールワールドカップには選出されず、代表での定着は叶いませんでした。
その後、2023年から”第二次森保ジャパン”として再スタートした日本代表に再び招集されると、2023年9月にはドイツ代表との親善試合で右サイドバックとして先発出場し、攻守に渡る活躍を見せました。
2024年には北中米W杯出場権をかけた3月シリーズにも選出され、徐々に日本代表での地位を固めつつあります。
2025年5月現在、日本代表としての出場は15試合となっています。
菅原由勢の年俸は?
年俸はキャリアの進展と共に着実に上昇してきました。
プロキャリアをスタートさせた2018年の名古屋グランパス時代には、推定年俸は約380万円でした。
これはJリーグのユース出身の若手選手としては標準的な金額と言えます。
2019年にオランダのAZアルクマールへ移籍後、年俸は大幅に上昇しました。
当初は期限付き移籍でしたが、正式に完全移籍が決まった2020年2月以降、年俸は約2,500万円程度になったと推定されています。
その後も2023-24シーズンまで年俸は約2,500万円程度で推移しました。
そして、2024年7月のサウサンプトンFCへの移籍に伴い、年俸は約3億9,500万円に達したと報じられています。
これはプレミアリーグという世界最高峰のリーグでプレーする日本人選手としての評価を表す金額と言えるでしょう。
菅原由勢の年俸の推移は、彼の実力とヨーロッパでの評価の高さを示すものとなっており、今後もさらなる活躍次第で年俸が上昇する可能性もあります。
※金額は推定です。
菅原由勢の家族は?
家族は、父・母・兄・姉・本人の5人家族です。
愛知県豊川市で育った菅原由勢ですが、家族の支えが彼のサッカー人生において大きな原動力となってきました。
父親と母親はサッカーに対する理解が深く、幼い頃から彼のサッカー活動を積極的にサポートしてきました。
練習や試合への送り迎え、応援など、多くの時間と労力を費やして彼の夢を後押ししてきたと言われています。
菅原由勢自身、13歳の頃には「この道で生きていきたい」と明確な目標を持つようになったそうですが、そのような決意を固められたのも、家族のサポートがあったからこそと言えるでしょう。
兄と姉は菅原由勢よりも年上で、彼らの存在も大きな支えとなっています。
サッカー選手としての道を歩む弟を、温かく見守ってきたことでしょう。
菅原由勢は幼い頃からの家族の支えに感謝の気持ちを持ち続けており、「睡眠や休暇を削って送り迎えや応援に時間を割いてくれた両親、挑戦を暖かく見守ってくれた兄・姉への感謝を心に刻んでいる」と語っています。
プロサッカー選手という夢を追いかける中で、家族の存在が彼の強い精神力と人間性を育んできたことは間違いありません。
菅原由勢は結婚している?彼女は?
菅原由勢は結婚しています。
2021年9月4日、自身のSNSで一般女性との結婚を発表しました。
当時21歳という若さでの結婚発表に、多くのファンが驚きと祝福の声を寄せました。
発表時のInstagramでは、
「先日、これまでお付き合いしていた一般女性の方と入籍、結婚した事を報告させていただきます。幸せな家庭を創り、美味しいご飯も作り、暖かいお風呂も入れてくれる、そんな居心地の良い家庭を大切にし、自分達らしく楽しく幸せな日々を過ごしていきたいと思います」
と綴りました。
また、
「これからも変わらず、むしろもっと一生懸命に頑張っていくので、応援よろしくお願いします。菅原、頑張ります」
と決意も表明しています。
奥様については、一般女性ということで詳細な情報は明かされていませんが、菅原由勢のサッカー活動を献身的にサポートしていると言われています。
オランダのAZアルクマール時代から結婚生活をスタートさせ、その後のイングランドのサウサンプトンFCへの移籍も共に経験してきました。
海外での生活は決して容易ではありませんが、二人三脚で乗り越えていく姿が、彼のプレーにも良い影響を与えていることでしょう。
現時点では子どもの情報は公表されていませんが、今後の家庭の様子にも注目が集まります。
まとめ
ここまで菅原由勢の出身地や経歴、年俸、家族、結婚・彼女について詳しく紹介しました。
海外移籍も果たし、サッカー日本代表にも召集されています。
今後の活躍がますます期待されます。
これからも、 菅原由勢の活躍に注目していきましょう!