上田綺世は、オランダ エールディヴィジのフェイエノールトに所属し、フォワードとして活躍するプロサッカー選手です。
また、サッカー日本代表にも召集され、注目を集めています。
出身地はどこで、どんな経歴を持っているのでしょうか?
年俸はどのくらいなのでしょうか?
家族や結婚・彼女はどうなのでしょうか?
この記事では上田綺世のプロフィールを徹底的に調査しました。
サッカーへの向き合い方、人生観など、彼の魅力に迫ります。
上田綺世とはどんな選手なのか?
プロフィール
上田綺世(うえだあやせ)は1998年8月28日生まれ、茨城県水戸市出身のプロサッカー選手です。
現在はオランダ・エールディヴィジのフェイエノールトに所属し、背番号は9番を着けています。
身長182cm、体重76kgで、利き足は右足、愛称は「アヤセ」です。
ゴール前での冷静なフィニッシュと、相手最終ラインの裏を取る鋭い動き出し、さらには高さを生かしたヘディングで、どの局面でもネットを揺らす道筋を論理的に描くストライカーです。
ポジションと特徴
ポジションはフォワードで、主戦場はセンターフォワードです。
特徴は、徹底してゴールへ向かう論理的な思考と再現性の高い動きの質です。
幼少期から父と二人三脚で磨いた「得点のためのロジック」をベースに、視線・体の向き・歩幅の調整でマークを外す手順を積み重ね、最後は右足・頭と複数の決定手段でゴールを決めます。
ゴール前での我慢と加速、相手の死角へ滑り込む1歩の正確さが、数字へと結びついています。
また、必要に応じてセカンドストライカーや攻撃的MFの位置にも流動的に顔を出し、最前線から中盤の間で巧みにスペースを取りながらフィニッシュに直結するプレーを選択できるのも強みです。
上田綺世の出身地は?
出身地は茨城県水戸市
出身は、茨城県水戸市です。
水戸は徳川御三家・水戸徳川家の城下町として発展し、今日まで歴史文化の香りが色濃く残ります。
象徴的な名所が、日本三名園のひとつとして広く知られる「偕楽園」。
江戸時代に第九代藩主・徳川斉昭が領民と“偕(とも)に楽しむ”場として整備し、文武の修養の場である「弘道館」と対をなす市民の憩いの庭が受け継がれています。
園内から望む千波湖の風景や好文亭の佇まいは四季折々に表情を変え、県都の中心にありながら自然と歴史が交差する空間を形づくっています。
藩校・弘道館や水戸城跡、水戸東照宮など史跡も点在し、散策で往時を偲べるのも魅力です。
名物としては、全国に名高い「水戸納豆」。
わら納豆やそぼろ納豆、乾燥のほし納豆など多彩な商品が市の優良観光土産品に推奨され、地場企業が伝統の味を守りつつ工夫を凝らした新商品を発信しています。
有名人も多く、作曲家の池辺晋一郎、俳優の渡辺裕之、シンガーソングライターの石崎ひゅーいなどが水戸ゆかりの顔ぶれとして知られています。
歴史と自然、食と文化が程よく重なり合う街で育ったことは、上田綺世の芯の強さや規律ある姿勢にも通じる下地といえるでしょう。
小学校、中学校、高校、大学は?
小学校は水戸市立吉田小学校に通い、この頃に地元のサッカースポーツ少年団に所属してボールを蹴り始めました。
中学校は水戸市立第四中学校に進学し、Jリーグクラブの下部組織に所属しました。
高校は鹿島学園高校でサッカー部に所属。
大学は法政大学へ進学しました。
体育会サッカー部に所属し、主軸として早くから頭角を現しました。
上田綺世の経歴は?
年 | クラブ | 出場 | 得点 |
---|---|---|---|
2019-2022 | 鹿島アントラーズ | 86 | 38 |
2022-2023 | セルクル・ブルッヘ(ベルギー) | 40 | 22 |
2023- | フェイエノールト(オランダ) |
プロ入り前の経歴
幼少期は吉田ケ丘サッカースポーツ少年団に所属しました。
雨天中止を願うほど当初はサッカーへの熱が高くなかったそうですが、やがて“ゴールの快感”に魅せられ、得点のために何が必要かを父とともに突き詰めはじめました。
中学時代は鹿島アントラーズノルテ・ジュニアユースに所属し、質の高い育成を受けました。
ユース昇格は逃したものの、高校時代は鹿島学園高校サッカー部で競争心とフィジカルを鍛え上げ、3年間で“ゴールへの道筋”の精度を高めました。
高校卒業後は法政大学に進学し、体育会サッカー部で1年次から頭角を現しました。
2019年にはJFA・Jリーグ特別指定選手に承認され、同年7月に法政大サッカー部を退部して鹿島アントラーズに合流。
大学在学中のA代表初招集という異例のステップアップも話題となり、学術的に培った思考力と実戦経験を併せ持つ“大学経由のエリート9番”としてプロの扉を開きました。
Jリーグでの経歴
2019年夏に鹿島アントラーズへ加入すると、7月31日にJ1で初出場、8月10日の横浜F・マリノス戦でリーグ初ゴールをマークし、短期間でJの強度に順応していきました。
初年度のリーグ戦は13試合4得点で手応えを掴み、2020年は26試合10得点と2ケタに乗せて“主力9番”としての地位を確立。
2021年は29試合14得点でチームの得点源となり、J1でも屈指の決定力を示しました。
迎えた2022年は夏の欧州移籍までにリーグ18試合10得点とハイペースで加点し、得点ランキング上位に名を連ねた段階でベルギーへの移籍に踏み切ります。
ベルギーでの経歴
2022年7月、鹿島からベルギー1部セルクル・ブルッヘへ完全移籍。
離日前にクラブが基本合意を公表し、メディカルチェックを経て正式契約に至りました。
新天地1年目の2022-23シーズンはリーグ戦40試合22得点を記録し、得点ランキング2位に躍進。
日本からの“即戦力CF”が欧州でも通用することを証明しました。
セルクル・ブルッヘではペナルティエリア内でのポジション取りの巧さと、セットプレーでのターゲット役も担いながら、速さ・強さ・判断の三拍子でネットを揺らし続け、ビッグクラブの関心を一気に集める存在に成長。
1年での大ブレイクが、翌年のオランダ移籍の原動力となりました。
オランダでの経歴
2023年夏、フェイエノールトと5年契約を締結し背番号9で加入しました。
移籍金はクラブ史上最高額の1000万ユーロ(出来高加算)と報じられ、欧州王者を争う名門が“即戦力CF”に最大級の評価を与えた形です。
1年目の2023-24はリーグで先発5試合にとどまりつつ、スーパーサブとして5ゴール2アシストと終盤戦に存在感を発揮。
2年目の2024-25は22試合7ゴールとパフォーマンスを高め、9番としての居場所を着実に広げました。
会見で本人が語った通り「動き出し」と「ヘディング」を武器に、ポジション争いの激しい環境で“結果”という最上の説得力を積み上げてきたことが分かります。
日本代表での経歴
年代別ではU-20日本代表から継続的に招集され、U-21日本代表として臨んだ2018年アジア競技大会で銀メダルを獲得。
U-22日本代表ではAFC U-23選手権予選などを経験し、U-23、U-24へと段階を踏んで2021年の東京オリンピック本大会にも出場しました。
A代表には2019年5月に初招集され、同年6月のコパ・アメリカ初戦チリ戦でフル代表デビュー。
カタールW杯予選、そして本大会のメンバーにも名を連ね、2023年には代表7得点、2024年も7得点と、2年続けて高い得点ペースでチームに貢献しました。
通算では国際Aマッチ31試合14得点(2019年〜2025年時点)を記録しています。
上田綺世の年俸は?
年俸は、上田綺世の活躍に応じて上昇していきました。
プロデビューを飾ったJリーグの鹿島アントラーズでは、
2020年は1000万円、2021年は1500万円、2022年は4000万円とされています。
その後2022年7月に移籍したベルギーのセルクル・ブルッヘでの2022-23シーズンは6200万円に上昇。
2023年に移籍したオランダのフェイエノールトでの2023-2024シーズンは1億2400万円まで上昇しました。
2024-2025シーズン、2025-2026シーズンも同額の1億2400万円と見られています。
このように活躍に比例して年俸は大幅に上昇しており、彼の実力が国内外で高く評価されていることがわかります。
今後の活躍次第では更なる年俸上昇も期待できます。
※金額は推定です。
上田綺世の家族は?
家族は父・母・姉・本人の4人家族です。
父は社会人チームでFWとしてプレーし、少年団の監督も務めるなどサッカー経験者です。
上田綺世にとっては師であり、動き出しや体の向き、歩幅の調整など点を取るための要素を二人三脚で論理的に積み上げていきました。
このロジカルな得点思考は現在の上田の武器そのもので、プロになってからの得点量産にも直結しています。
母は日常の生活面を支え、試合結果に一喜一憂しすぎないほどよい距離感で長期的な成長を見守ってきたとされます。
姉について詳細は公にはされていませんが、家族としてキャリアの転機に寄り添ってきたことは想像に難くありません。
こうした家族の支えが今の上田綺世の活躍につながっていることは間違いないと言えるでしょう。
上田綺世は結婚している?彼女は?
2022年2月9日、上田綺世は自身のInstagramで、かねてより交際していたモデルの由布菜月さんと結婚したことを公表しました。
投稿では「これからお互い支え合いながら、明るく穏やかな家庭を築いていきたい」とし、「プロサッカー選手として多くの人に夢と感動を届けられるよう精進していきます」と決意を記しています。
由布菜月さんも同日に自身のInstagramで結婚を報告し、「今後も彼のサポートをしながらお仕事は続けていくつもりです」と綴っています。
以降、私生活の詳細な発信は多くありませんが、時折、帰国中の様子や夫婦での旅行の一端を紹介する投稿が見られ、海外生活と仕事の両立の中で穏やかな時間を重ねていることがうかがえます。
まとめ
ここまで上田綺世の出身地や経歴、年俸、家族、結婚・彼女について詳しく紹介しました。
海外で活躍し、サッカー日本代表にも召集されています。
今後の活躍がますます期待されます。
これからも、上田綺世の活躍に注目していきましょう!