新潟県柏崎市の初夏の風物詩「えんま市」は、約2kmの通りに約500軒もの露店が並ぶ大露店市です。
※2023年は、新型コロナ感染症対策のため180軒が出店予定
新潟三大高市(たかまち ※縁日のこと)の一つに数えられ、毎年20万人を超す見物客でにぎわいます。
この記事では、柏崎市えんま市2023の歴史、開催期間、交通アクセスを詳細に解説します。
柏崎市えんま市の歴史
えんま市のはじまり
えんま市のはじまりは、馬市(※馬の売買・交換をする市)と言われています。
柏崎納屋町西端新地で開かれていた馬市が、
寛文年間(1661年~1672年)に下町端へ移り、
寛政年間(1789年~1800年)には「えんま堂」境内へ移転し、
馬市が廃れるとともに天保年間(1830年~1843年)には「えんま堂の祭礼」として香具師や商人が集まるようになったと伝えられています。
そのため、江戸時代から200年以上続く伝統がある、と言われます。
えんま市が大規模になった理由
下記のことが要因と言われています。
・柏崎という場所と6月15日前後という日取りが、全国を次々と廻っている露天商人たちが一堂に会するのに都合が良かった
・季節はちょうど衣替えの時期でもあり、ここで夏衣となって旅立ったことから自然に呉服市が立ち、それがまた田植えの済んだ農村の人たちの人気を呼んだ
・当時の陣屋役人が遠方・近在から入り込んでくる博徒たちの丁半勝負を黙認した引用:https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/soshikiichiran/sangyoshinkobu/shogyokankoka/kankosinko/22/13/5283.html
新潟を代表する高市(たかまち ※縁日のこと)のひとつ
新潟県内のお祭りの中でも、屋台数が多く規模の大きなお祭りを「新潟三大高市」と呼んでいます。
柏崎市のえんま市は屋台数・規模の大きさから、村上市の村上大祭・新潟市の蒲原まつりに並び、新潟三大高市のひとつに上げられています。
現在のえんま市
戦前のえんま市は、好色見世物やサーカスなどが行われたりしていましたが、現在は露天商がほとんどで、飲食、金魚、植木など毎年500軒ほどの露店でにぎわっています。
過去の柏崎市えんま市
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柏崎市えんま市の基本情報
開催期間
2023年6月14日(水)~6月16日(金)
開催時間
午前11時~午後9時(3日間とも)
住所
新潟県柏崎市東本町、西本町
交通アクセス
●JR信越本線・越後線「柏崎駅」から徒歩で約10分
●北陸自動車道「柏崎IC」から車で約10分
駐車場
●普通車:旧庁舎裏、アクアパーク
※駐車場の台数は限りがございます。公共交通機関でのご来場へ、皆様のご協力をお願いいたします。
問い合わせ先
柏崎市商業観光課
電話:0257-21-2334
FAX:0257-22-5904
関連サイト:
・柏崎市公式ホームページ「えんま市」
・柏崎市公式ホームページ「えんま市の歴史」
・柏崎市観光情報サイト「ぅわっと!柏崎」
まとめ
柏崎市のえんま市は、200年以上前から続く歴史あるお祭りです。
新潟三大高市のひとつにも数えられる屋台数と規模には圧倒されると同時にワクワク感を覚えます。
童心に帰ってそのワクワク感に浸ってみる。
いいですね(^^)